ロシアの歴史と社会– tag –
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【40-2】 『キリストを拒否すれば、血の海を見るだけである』 ~ロシア革命とキリスト教弾圧
ゾシマ長老は死を前にして最後の説教をする。第二節『主従について、主従は精神的に互いに兄弟となりうるか』では、民衆の愚とキリストの教えの大切さを説いている。その後、ロシア革命で弾圧された歴史と併せて。 -
【40-1】 ゾシマ長老の名言とドストエフスキーの遺言『富者にあっては、それは孤立と精神的な自殺であり、貧者にあっては、羨望と殺人である 』
死を前にして、ゾシマ長老は修道僧らに最後の説教を行なう。第一節『ロシアの修道僧とそのもちうべき意義について』では、沈潜の価値とロシア民衆の救いが述べられている。 -
【10】 キリスト教徒の社会主義者は無神論者の社会主義者より恐ろしい ~イワンと神父の議論
国家が犯罪者に刑罰を科しても魂が救われるわけではない。国家の中に教会があるのではなく、国家が教会そのものになるべきという熱い議論が交わされる。果たしてキリスト教が国家に成り代わる事が正解なのか。一つのイデオロギーが社会全体を治めようとする危うさについても言及する、ロシアの未来を示唆するような場面。 -
【8】 ゾシマ長老とロシアの農婦 ~神は罪を犯した者を、罪のままに愛してくださる
高徳の僧ゾシマ長老に救いを求めて、貧しい農婦が次々に訪れる。彼女らはゾシマ長老の優しい言葉に癒やされ泣いて感謝する。当時の農村(特に女性)の不幸な境遇や貧しさが窺える印象的なパート。ロシアの農奴制と改革への動きと併せて。
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