イリューシャと少年たち– キャラクター紹介 –

ドミートリイに往来で暴行されたスネギリョフ二等大尉と息子イリューシャは貧困に喘ぎながらも軍人としての誇りを大切にし、寄り添うように暮らしています。そんなイリューシャを見守る年長のコーリャ・クラソートキン、 将来、アリョーシャの『十二人の使徒』となる少年たちとの出会いが描かれています。
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【28】 イリューシャ少年とスネギリョフ ~貧しい一家とカラマーゾフ家の施し
アリョーシャはドミートリイに往来で殴られたスネギリョフ二等大尉を見舞うが、一家の窮状は想像以上で、少年イリューシャは病床にあった。アリョーシャはカチェリーナから預かった見舞金200ルーブリを大尉に渡そうとするが、大尉はそれを両手で潰して、踏みつける。アリョーシャが社会の現実と底辺で生きる人々の苦しみと誇りを知る名場面。 -
【25】 イリューシャと少年たち ~未来の12人の使徒とカラマーゾフ姓の由来
アリョーシャは川縁で石を投げ合う少年たちに出会います。小柄なイリューシャは一人で少年グループに立ち向かい、アリョーシャはイリューシャを庇おうとするが、逆にイリューシャに石を投げられ、指に噛みつかれる。幻の続編で十二人の使徒となる少年たちとの出会いと「カラマーゾフ」の意味について解説。
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