江川卓『カラマーゾフの兄弟』は滋賀県立図書館にあります詳細を見る

    イワン・カラマーゾフ– キャラクター紹介 –

    ラマーゾフ家の次男で、クールな無神論者。第二の妻ソフィヤとの間に生まれるが、アリョーシャと一緒にボレーノフ家に引き取られ、不幸な生い立ちから心をこじらせる。人一倍、鋭敏で、潔癖な性格から、神の義を疑うようになり、アリョーシャと「神はあるのか」をめぐって議論を戦わせる。心秘かにカチェリーナを愛し、カチェリーナもイワンを慕っているが、ドミートリイの存在が邪魔をして、互いに素直になれない。父親殺しを予感しながらも、父を見捨てて、モスクワに旅立ったことから、良心の呵責に苛まれ、悪魔の幻影を見るようになる。

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