リーズとホフラコワ夫人– tag –
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【30】 あなたの手紙も一通だって読んだりしないわ ~嘘つきリーズの危険な誓い
リーズはアリョーシャに恋文を書き送り、アリョーシャはその想いを受け入れて、結婚の約束をする。しかし、リーズも、ホフラコワ夫人も、立ち聞き、盗み読み、大好きの支配的な性格で、アリョーシャの結婚生活も破綻するのが目に見えている。アリョーシャの破滅の引き金を引く、リーズの暗い性格が垣間見える場面。 -
【29】持てる者の驕りと弱者への気づかい ~アリョーシャとリーズの婚約より
アリョーシャはホフラコワ夫人の屋敷で、リーズとスネギリョフ二等大尉の事を語り合う。カチェリーナから託された200ルーブリの見舞金をスネギリョフは受け取ろうとしなかったからです。しかしアリョーシャはその心情を理解し、「僕たちは対等であるべきです」と考えを新たにする。 -
【26】天下の悪妻リーズと結婚の約束 ~アリョーシャの墓穴を掘る娘
アリョーシャはホフラコワ夫人の屋敷を訪ね、彼に恋文を寄越した娘のリーズに結婚を申し込みます。しかしながら、既にヒステリックな気性が感じられ、不幸な未来しか見えない、おばちゃん心配しちゃう一場面です。 -
【9】 人類一般を愛すれば、個々への愛は薄くなる ~「空想の愛」と「行動の愛」の違い
裕福なホフラコワ夫人は自身の信仰が一生報われないのではないかと不安を訴える。ゾシマ長老は漠然と人類愛に憧れる「空想の愛」を戒め、愛の実践には痛みと忍耐が伴うと諭す。アリョーシャの還俗に繋がる、『行動の愛』に対する理念が語られる重要なパート。
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